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味方軍 アサシン キルケ ブラム 中立軍 アサシン ジャーレ ローグ フォルス 敵軍 アサシン キィチ(旧キャラシ) メルヴィ
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覚える魔法 1 キュア 1 キュアリス 14 フィスト 24 サイコマ 32 プロテマ 変化魔法 血…キュア→クリア 月…キュアリス→クリア 黒…フィスト→フィストⅡ 金…サイコマ→サイキック 追加魔法 ① 36 闘拳烈波 ② 36 冥界誘導波 ③ 40 ダークレイン ④ 63 魔界の闇鑓 魔法耐性 火…0 水…+1 光…-2 闇…+2 猛毒…A 電撃…B+ 封印…D+ 地震…D+ 射抜…C+ 砲銃…E+ 呪殺…B+ レア度…A 成長速度…普通(11) 能力成長…早熟 入手方法 アサシンを宝玉合成する No.151~200に戻る 主人公、モンスターに戻る
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心底、面倒臭い。 横にいる相手には聞こえないよう言の葉は胸の奥に秘めておきながら。 それでも隠し切れない感情を重い溜息に変えて、月のない夜道を進む。 「なぁなぁ! アレはなんだ?赤くて、ピカピカしてるやつ!」 鈴の鳴るような声に反応し、視線を其方に向ける。 恐らく、数メートル先に直立している信号機を指しているのであろう。 華奢な体躯からすらりと伸びる腕の先。 細く、たおやかな指先をぶんぶん振りながら好奇心全開な視線を僕に向けてくる彼女。 「……さっきも教えなかったかい? あれは、信号機って言って――」 本日二度目となる説明を開始した僕の唇は彼女の容赦ない平手打ちによって塞がれた。 強烈なビンタから、悲鳴をあげる隙間すらなくぴったりと唇を覆う掌。 普通に痛い。 そして苦しい。 自然、睨み付ける様な表情を浮かべてしまうがどうやら僕以上に彼女はご立腹らしい。 「アンタはアタシを馬鹿にしてんのか! 信号機は、さっきの青いのだろ!」 掌を退かせ僕が糾弾を開始する、その前に烈火の勢いで彼女は言葉を紡ぐ。 召喚、当初から薄々勘付いてはいた。 だけど、考えたくなかった。 「一回までなら許してやる! だからさっさとあの赤いやつの正体を教えな!」 まさか、自分の召喚したサーヴァントがこんなにも馬鹿だったなんて。 大体、サーヴァントは召喚に際し聖杯から必要最低限の知識を教えて貰っている筈なのだがそれはどこへ消えてしまったと言うのだろうか。 信号機を知らないだけならまだ理解出来なくも無い。 人間――英霊であっても――誰しも全てを知っているワケではない。 自分が信号機を知っているからと言って、相手にもソレを押し付けるのは些か傲慢が過ぎるだろう。 知らない事は、知れば済む話なのだし。 だけど、だけれども。 赤く点滅する信号機と青く点滅する信号機を別々に理解したうえに、言葉に対し暴力でキャッチボールを行う相手にどう物事を教えれば良いと言うのだ。 否、信号機云々は問題の本質からは程遠い。 確かに、互いの認識――或いは常識の摺り合わせは、根気強く付き合っていけばなるほど確かに可能だろう。 だが、暴力による返答、これが問題だった。 些か以上に貧弱な僕の体に、仮にも英霊と呼ばれる存在からの殴打は荷が重い。 必然的に会話を避けていたのだがどうやらこの英霊様は絶えず喋っていないと我慢出来ない性質らしい。 「赤いのも、青いのも同じ信号機だよ。……点滅する色によって発信する意図が違うんだ ……ほんとに、こんなんで勝ち抜けるのかな……」 小学生の子供を相手にしているような錯覚に陥りつつ、ポロリと本音が漏れ出してしまう。 それは、偽らざる素直な気持ちだった。 どうしても、叶えなくてはならない願いがある。 例えどれ程の怨嗟を受け、生涯許される事の無い罪をその身に背負ったとしても、叶えなくてはならない願い。 からっぽな僕に残された、たった一つ形あるもの。 聖杯戦争。 魔術師とサーヴァントの主従が、たった一つの願望器を巡って争い、殺し合う儀式。 曰く、何でも願いの叶う願望器。 聖杯の存在は、崩れ落ちそうな意志を再び奮い立たせるには充分すぎる以上に効果を発揮していた。 愛し気に、首筋に現れた印を撫でる。 令呪と呼ばれるそれは、サーヴァントに対する絶対の命令権。 生意気なサーヴァントを律する事も可能であれば、一時的とは言えサーヴァントの力を強化する事も出来る。 その圧倒的な力量差から、サーヴァント同士の争いに介在する事は不可能だが、令呪を用いれば力の劣るサーヴァントでもジャイアントキリングを起こす目も出てくるだろう。 ――勿論、敵対するマスターも同じ事を考えているだろうから、実際に起こる可能性は相当低いのだが。 と、そこで再び視線を自らのサーヴァントに向ける。 「……不満そうだなね、アサシン」 先程漏らした言葉をしっかり聞いていたのだろう。 露骨に不満そうな表情をしているサーヴァント。 黒を基調とした豪奢なドレス姿から伸びるのは対照的に透き通るように白く、何処か艶めいた素肌。 長く伸ばされた黒髪は風に揺れ蟲惑的な香りを醸し出している。 小学校低学年位の身長でしかないのを差し引いても、充分美女といえる存在。 街中を歩いていたら思わず他人の目を惹きつけそうな彼女ではあるが――隣にいて尚、その存在を見失いかねない程、存在感が希薄だった。 否――最早皆無と言っても過言ではない。 アサシンの持つスキル、気配遮断。 知識として理解してはいたが、いざ体験するとここまでのモノかと驚いてしまう。 「別に、アンタがどうアタシを値踏みしようと勝手だけどさ……弱音を吐かれるのは鬱陶しい」 じっとりとした視線。 その眼差しに、比喩ではなく本当の意味で冷や汗が一筋零れ落ちる。 如何に幼い少女の姿をしていても英霊は英霊。 この舞台に呼ばれるに足る逸話と力を保持しているのだ。 その気になれば、華奢な僕の身体など位置を数える間に千は殺しきるだろう。 自分自身の力量を卑下するわけではないが、彼我の差は絶対だった。 「別に、ちょっと不安になっただけさ。君の力を疑っているワケじゃない。 ――勝つのは僕たちで、願いを叶えるのもまた、僕たちさ」 先程溢した不安は確かに、混じりけの無い純粋な気持ちである。 だがしかし、これもまた純粋な本音だった。 正直、滅茶苦茶驚いた。 その数分後により驚く事になるのだが、それはさておき、兎に角驚いた。 戦争の前に、自軍の戦力を確認しない愚かな将などいる筈は無い。 サーヴァントを召喚し、少女がアサシンのクラスを名乗ると同時。 マスターに与えられた特権の一つである、ステータス確認を用いたところ、僕の視界に飛び込んできたのは最低Bランクに平均Aランクというアサシンでは到底考えられないような数値である。 スキルによる底上げや、逆にスキルによるマイナス補正などランクの調整は確かに存在するらしいが、そんな小細工は一つもない純粋な彼女の実力がそこには示されていた。 加えて、アサシンとしての固有スキルを失っているなどという事も無く。 言ってしまえば、三騎士クラスのサーヴァントにアサシンのスキルを付けるというバランスも糞もないステータスになっていたのである。 そして、彼女を彼女足らしめる切り札である宝具。 Aランクという文句なしの宝具に優秀なステータス、ほぼ確実に有利を取れるスキル。 苦手な性格且つ頭が悪いのが難点だが、それを補って余りある程の勝率を見出していた。 ――とは言え、その頭の悪さが勝敗を左右する結果になりかねないのは肝に銘じておかなくてはならないだろうが。 「……赤は止まれ、で青は進め。じゃあ……アレはなんなのさ」 心配していない、の一言で機嫌を直した彼女の興味はまたしても信号機に移っていた。 赤と青、この二つの意味を漸く理解したらしい彼女は、新たに現れた黄色の存在にご執心らしい。 「決まってるだろう? 黄色は……アレ? えと、黄色は……」 はて、どうやらど忘れしてしまったらしい。 脳内をフル回転させて記憶を手繰る。 一般常識では、あるのだが……深夜に出歩く性質でもない僕に黄色信号と触れる機会はとんと無かった。 止まれと、進めの間……わからない。 赤と青の中間というのなら、ゆっくり進めにも思えるが、これはきっと違うだろう。 なら急いで渡れ、かとも思ったがどうにもしっくり来ない。 何にせよ、彼女に真偽を確かめる術など無いのだし多少自信が無くともこれ以上機嫌を悪くされる前に答えておくべきだろう。 思考と同時、ぞわり、と全身に悪寒が走る。 またご機嫌斜めか……。 そう考え、数秒の間内に向いていた意識を外に向ける。 その刹那。 張り詰めていた意識の一瞬の空白。 ひうん、ひうん、ひうん、ひうん、と。 泣き叫ぶような、空気を裂く音が僕の耳に届いて――ナニカが落下する感覚と共に、気付けば僕の瞳は自分の胴体を見上げていた。 考えるまでもなく、理解する。 僕の意図はここで切れ――僕の聖杯戦争は終わりを告げたのだと。 段々と霞んでいく視界に映るのは、闇に紛れて霞みそうな、黄色。 ふと、頭を過ぎる。 ああ――黄色は、注意しろ――だったっけ。 +++ 「ざっとこんなもんですかねー」 自分の呼び出したサーヴァントが、自分と同じマスターと呼ばれる存在を殺すのを、少女――御坂御琴は一時も目を離さず見つめていた。 既に一定の信頼を気付いていたのだろうか楽しげに会話し、揉め、また笑顔を浮かべていた彼ら。 どう見ても小学生にしか見えず、見る場所によっては微笑ましくすら思う組み合わせではあったが……それでも、美琴のサーヴァントは幼い相手に対する情けや容赦など一切含まず、彼らを血に沈めた。 圧倒的、そう評するしか無いだろう。 如何に幼く見えたとは言え、彼らも立派な参加者であり、少なくとも美琴の目には周囲に対する警戒を解いたようには見えなかった。 美琴のサーヴァント――アサシンは、確かに不意打ちや闇討ちに長けたサーヴァントではあるが、それにしても凄いとしか表現の仕様がない。 アサシンの宝具である、不可視に近い糸。 一体どのような原理なのか、その糸を繰ると、此方が一方的に視認出来るだけの距離に居ながらにしてマスターと思わしき少年の首に糸が巻き付く。 それでも、気付かれれば即座に外されて終わりだろうと思うが、そのような仕組みか少年がその気配に気付く様子はない。 ――こうなってしまえば、結末は一瞬だ。 僅かでも動揺を誘う為だろうか、小柄な体躯で堂々彼らの前に姿を現すアサシン。 相手が何らかの反応示すその刹那。 まるで学芸会の指揮者のように、アサシンは指先をくいっと振り上げ、ついっと斜めに振り下ろす。 それで、終わり。 名も知らぬマスターと、名も知らぬサーヴァントの姿はずたずたに――ジグザグに、切り裂かれて、その命を終える。 「怖気ついちゃいましたか?」 たった今、二つの命を奪ったなど微塵も感じさせない口調でアサシンが美琴に問い掛ける。 その瞳は探るようで、返答を間違えば即座に命を落としかねない危うさを孕んでいる。 「そう、ね……ショックなんてありません、全然平気です。なんて言ったら嘘になると思う。 ……でも、この位で……たった二人死んだ――ううん、殺したくらいで、折れるつもりは無いわ」 「ふう、ん。それなら全然問題ないですけどねー。……取り合えず、暫くは予定通り剣玉必殺。獲物が網に掛かるまで姫ちゃんは姿を隠しとくですから。マスターは、予定通りに無防備な姿をアピールしてて欲しいですよ。――その方が、手っ取り早いですし」 アサシンは、美琴の身体が微かに震えているのを見逃さない。 だがそれでも、その言葉に宿る意志の強さを見て図ったのか、それ以上追求する事は無く一方的な要求を告げるとこれ以上話す事は無いとばかりに霊体化して姿を消す。 姿を消しただけで、居なくなったワケではないが、其れでもあの威圧感から開放されたと言うだけで思わず安堵の吐息が零れ落ちてしまう。 「ごめんなさい、なんて一方的で意味無いなのはわかってるけど。……でも、それでも、ごめんなさい」 彼らも覚悟してこの聖杯戦争に臨んでいる。 放っておいても、誰かに殺し殺されるだけの存在――そう理解してはいても、胸中のん美外感情は消えることなく美琴の心を蝕む。 殺人も、それに加担するのも同罪だと美琴は思う。 彼らに直接手を下したのが自分ではないとは言え、その命を下したのは間違いなく彼女だ。 それ故に、この場において初めて感じる――そしてこれから幾度も味わう事になるであろう罪の意識に押し潰されそうになりながら、それでも前を見据えて懺悔の言葉を紡ぐ。 ただの自己満足であるとは思っても、其れでも彼らが安らかに眠れるように、と。 後悔がないと言えば嘘になる。 だが、あの少年に叶えたい願いがあったように、美琴にも叶えたい願いがある。 その願いを叶える為なら、例えどれ程自らの手が血に濡れようと構わない。 元より、これからの幸せを願うには重すぎる罪を背負っているのだから。 たった今殺した彼と彼女だけで収まる話ではない。 既にこの身体は、一万人以上の罪に濡れているのだ。 今更罪を重ねようと、最早自らが幸せになる道は閉ざされている。 「もう、これしか方法が無いの……他の奴等に願いがあろうとなんだろうと――そんな幻想、ブチ殺してやるうじゃないの」 それならば、自分に残されたのはせめて遺された罪を清算することだけだと。 恐らく、もう二度と会えないであろう誰かを思いながら、狩人はただ得物を待つ。 自らの所為で犠牲になった妹達の全てを救い、その全てが幸せになれる世界――彼女達が誰かに利用される事無い世界を、夢見て。 +++ アサシン――紫木一姫は、危うく、不安定なマスター召喚されたときの事を思い出す。 細かい会話など覚えていない、元より興味の無い事柄だ。 色々と応用の利く能力を持っているらしいが、魔術師というわけではないらしく魔力供給も碌に行えない少女。 暗く、澱んだ瞳をした少女が口に出したたった一つの願い。 (もう元には戻れない――だから、せめて残った罪を精算したい、ですか) 曰く、自分自身の不用意な行為で産み出された命を救いたい、と。 自らの身体が罪に溺れ、沈むのを待つのみと知って尚、足掻きたいと。 その身に更なる罪を重ねても願いへ到達出来る保証は無く、仮に願いを叶えてもその場所に自らの居場所はない。 地獄へ落ちるだけの一方通行、それでも構わないと。 その姿に、その言葉に、きっと僅かながら彼女自身の姿を重ねてしまったのだろう。 そうでなくては今頃、自分はマスターを探してさまよう事になっていた筈である。 無論、一姫には自分を犠牲にして他の誰かを救うなんて愚かな考えは存在しない。 彼女の願いはたった一つ――この身に纏わり付く罪の清算、だ。 たった一つ、歯車が噛み合わなかっただけのだと彼女は思う。 小さくて、とても大きな歯車。 世界中には、幸せそうに暮らしている同年代の少女がそれこそ星の数ほど存在している。 自分のように、最早取り返しの付かない罪と、欠陥を抱えているワケでもない。 幸せを幸せと認識できないようなぬるま湯に浸かった存在が、山程。 ――其れが、羨ましかった。 紫木一姫は、ただそうであるように人を殺す。 今は友人でも、いつその境界線が無くなるのかも曖昧で。 敵は殺す、味方も殺す、そして自分を殺す。 こんな有り様で人並みの幸せなど、どうして願えよう。 いつ血に濡れるかわからないその手で、何を掴めよう。 ――其れが、堪らなく嫌だった。 どうして、自分だけ幸せになれないのだろう。 どうして、自分には恋する人と幸せになる権利が無いのだろう。 そんなのは、間違っている――間違っていて欲しい。 だから、願う。 こんな自分との決別と――平穏な日常への仲間入りを。 +++ 【クラス】 アサシン 【真名】 紫木一姫 【属性】 混沌・悪 【ステータス】 筋力:D(C) 耐久:D(C) 敏捷:B(A) 魔力:D(C) 幸運:E 宝具:C 【クラススキル】 気配遮断:A サーヴァントとしての気配を絶つ能力。活発な行動をしていなければ気配を感じ取られることはない。 【保有スキル】 戯言遣いの弟子:A 戯言遣いを師匠と仰ぎ、彼すら騙しうる嘘吐きであることの証明。 あらゆる嘘を見抜き、彼女の吐く嘘を見抜くのは至難の業。 少なくとも同ランク以上のスキルでなくては不可能である。 精神汚染:E 生前の言語能力の生涯及び自分はもう戻れないという思い込みの副産物。 会話による意思疎通は困難であり、精神干渉系のスキルをある程度無効化する。 曲弦師:A 曲弦師としての極地。 対象に気取られる事なく曲弦糸を自由自在に操る事ができる。 人格形成:A 対象を観察する事が相手が望む性格を自由自在に形成する事ができる。 【宝具】 『曲弦糸(ジグザグ)』 ランク:C 種別:対軍宝具 レンジ:100 最大捕捉:100~200 彼女自身の代名詞ともいえる宝具。重力、反発力、摩擦、遠心力、はたまた滑車の定理など、この世に満ち溢れる様々な力を駆使して糸を操る。彼女自身が糸であると認識したものなら構わず使用可能であり、生前は必要としていた滑車や手袋等も、この宝具が自由自在に糸を操ったという概念に昇華されていることから必要としていない。縦横無尽に糸を這わせ相手をズタズタに引き裂く、山一つ覆うほど範囲を広げ糸の結界内に侵入した対象の人数や会話内容の把握等汎用性に優れる。また、自身の持つ曲弦師としてのスキルやアサシンの気配遮断等も合わせこの糸を感知するのは困難となっている。 『危険信号(シグナルイエロー)』 ランク:D 種別:対人宝具 レンジ:0 最大捕捉:1 彼女自身が対象を敵であると認識してしまった場合、その存在を見過ごす事ができず、同盟協力等一切不可能になり攻撃を仕掛けてしまうようになる。生前の逸話が宝具となったもので、呪いのようなものであり、正攻法だまし討ち人質等々あらゆる手段を用いて対象を排除する。その呪いの代償としてこの宝具が発動している間のみ幸運以外のあらゆるステータスがワンランクアップする。 【weapon】 『糸』 なんの変哲もない糸だが、曲弦師が使用する事で兵器となりうる。 【人物背景】 出展は「戯言シリーズ」 可愛いので皆『クビツリハイスクール』と『ヒトクイマジカル』を見よう。 【サーヴァントとしての願い】 間違えた一歩目をなかったことにした上で、戯言遣いや哀川潤、遊馬達との出会いをやり直し、殺人をしたこともなく今後することのない普通の女子学生としての生を送り直す。 【基本戦術、方針、運用法】 曲弦糸を用い糸の結界を張り、網に掛かった得物の会話を吟味し、刈り取る。 【マスター】 御坂美琴@とある科学の超電磁砲 【参加方法】 都市伝説として流れていた聖杯戦争の噂に縋り、箱舟のデータにハッキング。 【マスターとしての願い】 絶対能力者進化実験の完全消去及び死亡した妹達の蘇生、寿命長期化。 【weapon】 なし。 【能力・技能】 学園都市第三位の発電能力者。 基本となる攻撃は速度と連射性に優れた直接電気を放出する電撃。作中ではよく高圧電流の槍を投げつける「雷撃の槍」を使用しており、最大電圧は10億ボルト。落雷を発生させることも可能。 磁力を操作することで、周囲の鉄を含む金属を意のままに動せる。これにより盾のように組み固めて相手の攻撃を防御したり、建材や瓦礫を集めて足場を作成したり、鉄筋や鉄骨などを使用した構造物の壁を自由に歩いたりなど幅広い応用が利く。さらに、地中の砂鉄を操って、表面を振動させて物体を切断し形状や長さが変化する「砂鉄の剣」や、津波のように地表を呑み込ませたり、竜巻のように突き上げるといった攻撃も可能。 直接的に電気信号や電子を操作することで、電子機械に対する高度なハッキング(クラッキング)を可能としている。また、磁力線が目視できるなど電磁気関連においては高い知覚能力も有し、AIM拡散力場として常に周囲に放出している微弱な電磁波からの反射波を感知することで周囲の空間を把握するなど、レーダーのような機能も有している。 【人物背景】 とある科学の超電磁砲既刊1~9迄。 面白いので是非読んで把握しよう。 【方針】 どんな手段を用いても聖杯を手に入れる。 基本は、曲弦糸による情報収集からアサシンの気配遮断を用いた不意打ちだが、難しそうなら同盟からの裏切り等も選択肢に含む。
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DNAシークエンス13 『虚栄のかがり火』 - 1497-1498年 ※有料ダウンロードコンテンツ このシークエンスは製品版に含まれていない。有料でコンテンツをダウンロードすることによりプレイ可能になる。 ※フィレンツェ南部オルトラルノ地区に入れる様になる。ビューポイント7カ所追加。 ※シークエンス13中にフィレンツェのアウディトーレ家に行くと、ちょっとしたイベントがある。クリアすると見られなくなる(?) ◆Memory-1「フィレンツェ・フィアスコ」 フィレンツェ東門近くの修復済みメモリー(開始マーカー)に行くとメモリー開始。オルトラルノ地区でマキャベリと会う。 ※Memory-1終了まで高警戒モード(悪い噂100%) シークエンス12同様、高警戒モード時には服装が強制的に「質素なマント」に変更され、一般市民状態に戻るまで他のマントを着る事はできない。 東門は軽装兵×6に塞がれている。戦闘で排除してもいいし、門を出入りする群衆に紛れてすり抜けることもできる。 移動ステーション前に来ると、オルトラルノ地区の橋の上に味方マーカーが出現するので、そこへ向かう。 ※街の至る所で、サヴォナローラの兵(茶色)とボルジア家の兵(赤色)の兵が交戦中。どちらの兵に見つかっても追い回されるので、戦闘が面倒だったら裏道を通って近付かなければいい。 橋の上でマキャベリに話しかけ、一緒にピッティ宮まで歩く。傭兵2人が同行。ピッティ宮前に到着すればシンクロ完了。サヴォナローラの狂信者を全て倒す事になる。 ※以後、スプリングバーのある所でスプリント・ジャンプが可能になる。 ※Memory-2~10は任意の順番で行える。 ◆Memory-2「狂気を描く」 オルトラルノ地区、ピッティ宮の修正済みメモリーまで行くとメモリー開始。狂信者の画家を暗殺する。 ※Memory-2終了時まで高警戒モード(悪い噂100%) ※ピッティ宮の南東側が高警戒エリアになる。ターゲットは重装兵、索敵兵に護衛されながら、街の外壁近くを歩いている。他にも敵兵が多数巡回。発見された場合、このターゲットは逃亡する。 ※ピッティ宮屋根の北東にあるスプリングバーからスプリント・ジャンプで外壁側に飛び移り、ターゲットの頭上に回り込んでエア・アサシン、というのが推奨ルート。 ※上述のスプリント・ジャンプ時に専用ムービーが入る。必見? ターゲット暗殺後、一般市民状態に戻ればシンクロ完了。 ◆Memory-3「待ち伏せ」 ※Memory-3終了時まで高警戒モード(悪い噂100%) サンタ・マリア・ノヴェッラ地区北東、サン・ロレンツォ教会中庭の修正済みメモリーまで行くとメモリー開始。警備隊長を暗殺する。 乱闘ミッション。教会全体が高警戒エリア。ターゲットは教会の屋根の上にいる。軽装兵多数増援。 ※ターゲットのいる屋根まで登って、煙幕焚いて仕留めるのが早い。 ターゲット暗殺後、一般市民状態に戻ればシンクロ完了。 ◆Memory-4「虚栄の災い」 サンタ・マリア・ノヴェッラ地区ヴェッキオ市場の修正済みメモリーまで行くとメモリー開始。貴族を追いかけて倒す。 ※Memory-4終了時まで高警戒モード(悪い噂100%) ※ターゲットはヴェッキオ市場の周囲を逃げ回る。兵が追いかけてくるが、無視してターゲットを追尾し成敗するのみ。 ターゲットを暗殺すればシンクロ完了。 ◆Memory-5「終末を語る」 サン・ジョヴァンニ地区サンタ・マリア・デル・フィオーレ前広場の修正済みメモリーまで行くとメモリー開始。見付からずに大聖堂を登り、神父を暗殺する。 ※Memory-5終了時まで高警戒モード(悪い噂100%) ターゲットはサンタ・マリア・デル・フィオーレのドームの上にいる。屋根の上を弓兵が巡回。 ※警備兵を排除し、ドームを登ってターゲットを始末するのみ。ジョットの鐘楼側から登った方が、警備兵の配置的にいくらか楽か。 ターゲットを暗殺すればシンクロ完了。 ◆Memory-6「港湾封鎖」 サンタ・マリア・ノヴェッラ地区南の川沿い。船の北の修正済みメモリーまで行くとメモリー開始。見つからずに船に乗り込み、商人を暗殺する。 ※Memory-6終了時まで高警戒モード(悪い噂100%) ※発見されると即失敗の隠密ミッション。 ※ターゲット周辺は高警戒エリア。ターゲットは船の中央にいる。前に重装兵×2、背後の船尾に軽装兵×2、船首に軽装兵×2、この他に両舷を巡回する兵が2人ずついる。他に桟橋への階段入口に軽装兵×2、桟橋を巡回する軽装兵×1。 ※左舷からの一侵入例。 川に入り、桟橋の兵をへりからのステルスキルで川に落とす。左舷から船に張り付いて左舷の2人を川に落とした後、船の外側を船尾方向に移動。右舷の船尾側を巡回してくる兵を川に投げ落とした後、船尾から船内に入る。兵2名をステルスキルでダブルアサシンし、すぐ前にいるターゲットをエアアサシンで仕留める。 ※他に、桟橋の兵から芋づる式に1人ずつ狙撃していく方法(タイミングがやや難しい)や、船尾に回らず中央から船内に突入し、すぐ煙幕を使ってターゲットを仕留めるなど、やり方はいろいろある。 ターゲット暗殺後、一般市民状態に戻ればシンクロ完了。 ◆Memory-7「診療拒否」 サン・マルコ地区、オスペダーレ・デッリ・イノチェンティ西の修正済みメモリーまで行くとメモリー開始。見つからずに医者を暗殺する。 ※Memory-7終了時まで高警戒モード(悪い噂100%) 発見されると即失敗の隠密ミッション。ターゲット周囲は高警戒モード。ターゲット自身は広場で演説しており、前を軽装兵×4、背後を索敵兵×1が警備している。周囲には警備兵が多数巡回。 ※が、人混みやベンチが多数ある為、それほど難易度は高くない。警備兵に怪しまれない内に紛れながら近付き暗殺するのが楽。噴水の前のベンチへ行き、黒装束の修道員に紛れ、階段下からピストルで撃つのが簡単か。もしくは右奥でウロウロしている修道者達に紛れて背後のベンチに座り、索敵兵が離れた所を一気に忍び寄って暗殺。 ターゲット暗殺後、一般市民状態に戻ればシンクロ完了。 ◆Memory-8「わら山を確保せよ」 サンタ・マリア・ノヴェッラ地区、移動ステーション北の修正済みメモリーまで行くとメモリー開始。仲間に気付かれず農夫を暗殺する。 ※Memory-8終了時まで高警戒モード(悪い噂100%) ※発見されると即失敗の隠密ミッション。 ※ターゲットは軽装兵2名を従え藁山の間を歩き回っている。周回範囲は広く、高警戒エリアの東側までかなりはずれて移動する。周囲を警備兵が巡回し、屋根の上には弓兵もいる。 ※上記の所、およびスタート地点北の弓兵のいる所からイーグルダイブで藁山に入り、ターゲットが近付くのを待って藁から暗殺でもいい。ただし、暗殺できる距離までターゲットが近付かない事もある。 もしくは、スタート地点のすぐ南西あたりにいる弓兵にエアアサシン→そこからすぐ西側の、弓兵が屋上にいる建物に飛び移り弓兵を背後から通常暗殺(へりから暗殺して下に落とすと兵が集まって後々邪魔になるかも)、その建物の北側にある藁カゴ?にイーグルダイブ→すぐそばの兵を藁の中から暗殺→ターゲットが巡回してくるので暗殺 ※藁から出て近づいてきたターゲットにこちらの姿をチラッと見せてから藁の中に隠れて誘導すると確実 ターゲット暗殺後、一般市民状態に戻ればシンクロ完了。 ◆Memory-9「橋のたもとで」 オルトラルノ地区、ヴェッキオ橋南の屋根の修正済みメモリーまで行くとメモリー開始。橋を封鎖する狂信者を暗殺する。 ※Memory-9終了時まで高警戒モード(悪い噂100%) ※橋周辺は高警戒エリアとなり、重装兵、索敵兵を含め敵兵多数。ターゲットは橋の上のテラスにいる。このターゲットは逃亡しない。 ※ターゲットの背後に回り込み、テラスのへりから暗殺が手っ取り早い。 ターゲット暗殺後、一般市民状態に戻ればシンクロ完了。 ◆Memory-10「滅亡の日」 オルトラルノ南の移動ステーション近くにある修正済みメモリーまで行くとメモリー開始。狂信者の神父を始末する。 ※Memory-10終了時まで高警戒モード(悪い噂100%) ※ターゲットは教会前で説教をしており、説教が終わると西の建物に移動し回廊を回り始める。周辺には警備兵多数。近距離で戦闘したり発見された場合、このターゲットは逃亡する。 ※医者の背後の屋根からイーグルダイブで藁に入り、聴衆に紛れて狙撃するかアサブレ暗殺が手っ取り早い。 ※他に、教会の弓兵を排除して説教中に直上からエア・アサシンとか、説教が終わる前に回廊の敵兵を一掃してターゲットを待ち伏せる等、殺り方いろいろ。お好みで。 ターゲット暗殺後、一般市民状態に戻ればシンクロ完了。 ◆Memory-11「大いなる力」 Memory2~10を全てクリアした後、ピッティ宮前の修正済みメモリーまで行くとメモリー開始。 サヴォナローラの演説を聞く。インタラクト1回あり。その後、リンゴを持ち去る兵士を追走し暗殺する。 兵士を倒せばシンクロ完了 ◆Memory-12「せめて安らかに」 シニョーリア宮前広場の修正済みメモリーに行くとメモリー開始。 時間内にサヴォナローラにとどめを刺す。群衆を押し退けて磔台に近寄ればムービーが入って自動的に暗殺。 イベント後シンクロ完了、シークエンス終了。最後のエツィオの演説は、シークエンス14のラストバトルのエツィオの行動への補完とも言える。ここまでプレイしてきたプレイヤーには感慨深い。 >>>シークエンス14へ
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【星兎耳のアサシン】 『私はナハツェーラー。貴方様の敵は全て私が啜り尽くしてあげましょう』 クラス:アサシン マスター:どと 真名:ナハツェーラー 性別:女 属性:混沌・悪 ステータス:筋力B 耐久B 敏捷C 魔力A 幸運E 宝具EX クラス別スキル:気配遮断B 固有スキル: 【鐘の怪物:EX】 鐘を鳴らしその音を聞いた者を襲うというアサシンの特性の一部。 鐘の音を聞いた対象をマーキングし音を聞いてから最初の朝日が昇るまでの間どこに居てもわかるようにする。 宝具: 【鐘鳴らす吸血鬼(ナハツェーラー)】 アサシンが持つ特性が宝具化したもの。 その場に鐘楼を召喚し鐘を鳴らす事で、 その音を聞いた全てのサーヴァントの全てのステータスを2段階低下させる。 ステータス低下は太陽を見る事で解除される。 【解説】 埋葬された死体が吸血鬼として蘇り親族を襲い、 その血を啜るという伝説上の存在が英霊としての形を得たもの。 特殊な召喚法で呼ばれた為本来持つ力の半分しか持たないが高い知性を持つ。 聖杯への願いは『分かたれた半身と再び融合する』。
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夕暮れの町並みを、女子高生の集団が楽しそうに雑談しながら歩いて行く。 彼女達の何人かは、楽器ケースを背負っていた。おそらく、同じ部活動の仲間なのだろう。 やがてその中の一人が、集団から離れる。 残りの面々に軽く頭を下げると、彼女は横断歩道を渡っていった。 中野梓は、上機嫌だった。 (まだまだ緩い雰囲気とはいえ、最近は先輩たちもしっかり練習やってくれることが多くなってきたし……。 ずっとこの調子でいけたらいいなあ。うん、明日もがんばろう! ……あれ?) 彼女の脳内には、明るい感情だけが満ちていた。だがそこへ、ふいに影が差し込む。 (先輩たちって、もう卒業したはずじゃ……。この春から私は、3年生で……。 なんで私、まだ2年生なの? まさか時間が巻戻って……。 いやいや、そんな漫画みたいなこと、あるわけが……。 あれ、ちょっと待って。学校からの帰り道って、こんな景色だったっけ? おかしい、いろいろおかしいよ……うっ……うあああ……!) ふいに、強い頭痛が梓を襲う。たまらず、彼女はその場に倒れ込んだ。 今まであった記憶とわき上がってきた記憶が混濁し、荒れ狂う奔流となって梓をさいなむ。 苦しむ梓は、自分の右手に奇妙な文様が浮かび上がっていることにも気づかなかった。 (誰か……助け……) 涙を浮かべながら、救いの手を求めて梓は地面を這う。 その視界に、突如人影らしきものが飛び込んできた。 助けが来たと判断し、かすかに喜びの表情を浮かべて梓は顔を上げる。 だが、その表情はすぐに凍りついた。 そこにいたのは、人間ではなかった。 全身は黒く、背中にはこうもりのような翼。頭からは鋭く尖った角が生えている。 いかにも「悪魔」といった風貌の怪物が、そこに立っていた。 「敵対マスターを発見。殺害する」 機械的に呟くと、怪物は長い爪の生えた右手を梓に伸ばす。 この怪物が何者かはわからないが、自分を殺そうとしている。梓はそう理解した。 逃げなければならない。だが迫る死を前にして体はすくみ、身動き一つ取れない。 呼吸ですら止まってしまっているように感じる。 (いやだ! いやだよ! 死にたくない! 誰でもいいから、助けて!!) ただただ生き残ることだけを望み、梓は心中で叫ぶ。 その思いは天に、あるいは地獄の底に届いた。 次の瞬間、怪物の頭部は打撃音と共にはじけ飛んだ。 残された首から下の肉体は血を吹き上げながらアスファルトに倒れ込み、やがて光となって消える。 その後ろから姿を現したのは、バールのようなものを手にした銀髪の美少女だった。 「いつもニコニコ、マスターの隣に這いよる混沌! ニャルラトホテプです!」 元気よく名乗りを上げる少女。だが、それを聞いているものはこの場にいない。 梓は眼前で繰り広げられたスプラッタシーンに耐えきれず、気絶してしまったのだから。 「ありゃ……。ちょっとやりすぎましたかね?」 ◆ ◆ ◆ 次に梓が目を覚ましたのは、自室のベッドの中だった。 「あれ、ここは……?」 「あ、目が覚めましたか、マスター? 誰もいらっしゃらなかったので、失礼とは思いましたがマスターの持っていた鍵を拝借して家に入らせていただきました。 ご両親は共働きのようですね」 ベッドの横にいたのは、銀髪の少女。目を覚ましたばかりの梓に、彼女は明るいトーンで話しかける。 「あなたは……? それにマスターっていったい……」 「はい、それでは説明いたしましょう!」 待ってましたとばかりに、少女は説明を始める。 ここは梓が本来いるべき世界ではなく、聖杯戦争という殺し合いの舞台であること。 梓はその参加者として連れて来られたこと。 そして自分が、梓のパートナーとして召喚されたアサシンのサーヴァントであること。 「じゃああの悪魔みたいなのも、サーヴァントだったんですか?」 「いやあ、それにしては英霊が持っているであろう風格とかそういうものがありませんでした。 おそらくは、キャスターあたりが放った使い魔でしょう。 まったく、男なら拳一つで勝負せんかい、って話ですよ」 「はあ……」 梓は困惑する。うっすらとしか覚えていないが、アサシンは先ほど凶器を使っていなかったか。 自分は女だからいいという理屈か。それならそのキャスターとやらも女の可能性があるのではないか。 そこまで考えて、梓は「たぶん適当に言ってるだけなんだろうなあ」と思い直す。 「それで、マスター」 「あ、はい。なんでしょう」 「マスターには、聖杯に叶えてもらいたい願いはありますか?」 そう言われて、梓は考える。 願いがないといえば、嘘になる。 もっともっと、先輩たちとバンドを組んでいたかった。 だがそれは、単なる個人的なわがままだ。 そんな願いのために他者に迷惑をかけるわけにはいかないし、殺すなどもってのほかだ。 「いえ、特には……。元の世界にさえ帰れれば、それ以上は望みません」 「そうですか、それを聞いて安心しました」 「安心……?」 アサシンの言葉に、梓は首をかしげる。 先ほどの説明を聞く限り、マスターのモチベーションは高い方がサーヴァントにもありがたいはず。 それがなぜ、願いがないと聞いて安心するのか。 「実は今回の聖杯戦争、どうにもきな臭いんですよねえ。 普通の聖杯戦争ってのは毎回一人か二人は巻き込まれ枠がいますが、基本的には本人の意思で参加するものなんです。 マスターのように、強制的に連れて来られて参加させられるなんてあり得ないはずなんですよ。 ですから私は、この怪しい聖杯戦争をぶち壊してやろうと思って召喚に応じたんです」 「はあ……」 全てを一度に理解できたわけではないが、梓にはある程度アサシンの言いたいことが理解できた。 彼女は聖杯戦争の参加者ではあるが、真っ当に勝ち抜くつもりはないのだ。 だからマスターである自分が聖杯を望まないと聞いて、安心したということなのだろう。 「まあそういうわけですので、短い付き合いになるでしょうがよろしくお願いしますね、マスター」 「は、はい」 「心配せずとも、マスターの身の安全は私が全力で守りますので! 望まず戦いに巻き込まれた少女の護衛なんて、ラノベみたいで燃えますねえ! ああ、私はどこぞの脳みそ固形燃料女と違って同性愛者の気はありませんので、ご心配なく。 まあマスターは物語の主人公を張れるぐらいの美少女だとは思いますけどね。 あなたを失うとなればその世界にとって莫大な損失ですから、きっちり無傷でお返ししないと! 『MOE』は宇宙の合い言葉ですよ!」 「…………」 アサシンのマシンガントークを前にして、梓は沈黙する他なかった。 (この人……先輩たちとは別の意味で付き合うのが大変かも……) 【クラス】アサシン 【真名】ニャル子 【出典】這いよれ!ニャル子さん 【属性】混沌・中庸 【パラメーター】筋力:B 耐久:C 敏捷:B+ 魔力:B 幸運:B 宝具:A 【クラススキル】 ご都合主義な結界:A 「気配遮断」の代用スキル。 このスキルが発動している間、マスター以外の存在はアサシンを無力なNPCとしてしか認識できない。 戦闘が開始されると、このスキルは強制的に解除される。 【保有スキル】 邪神型宇宙人:A 「クトゥルー神話」という形で地球にその存在が伝えられた宇宙人の一族。 本質は神でなくとも、神という認識で見られるようになった存在。 対峙した相手にクトゥルー神話の知識があった時のみ、このスキルは同ランクの「神性」に変化する。 這いよる混沌:A 数多の姿を持つ存在。 上記の値を上限とし、自らのステータスを自在に変化させることができる。 アサシンは普段、一般人であるマスターに合わせステータスを下げることで魔力消費を抑えている。 クロックアップ:A 超高速移動能力。そのスピードは、英霊と言えども付いていくのは難しい。 生前はノーリスクでホイホイ使えたが、サーヴァントである現状では魔力消費が激しいため多用は厳しい。 サブカル知識:D+ 微妙に第4の壁を認識していることも手伝い、莫大なオタク知識がスキルとして昇華されたもの。 縁もゆかりもない英霊であっても創作物の登場人物として知っている可能性があり、低確率で真名を見破れる。 相手が「ヒーロー」であれば、その確率は上昇する。 加虐体質:B 戦闘時、自己の攻撃性にプラス補正がかかる。これを持つ者は戦闘が長引けば長引くほど加虐性を増し、普段の冷静さを失ってしまう。 攻めれば攻めるほど強くなるが、反面防御力が低下し、無意識のうちに逃走率も下がってしまう。 心眼(偽):C 直感・第六感による危険回避。虫の知らせとも言われる、天性の才能による危険予知。 視覚妨害による補正への耐性も併せ持つ。 【宝具】 『シャンタッくん』 ランク:C 種別:対人宝具 レンジ:― 最大捕捉:― ニャル子の眷属である、馬の頭・こうもりの羽・鳥の足を持つ怪生物。 普段は愛玩動物レベルの大きさだが、真の姿に戻れば全長数メートルの巨体となる。 戦闘力はあまり高くないが、乗り物としては優秀。 ニャル子は「騎乗」のスキルを持たないが、シャンタッくんに関しては自在に乗りこなすことができる。 『燃える三眼(フルフォースフォーム)』 ランク:A 種別:対人宝具(自身) レンジ:― 最大捕捉:1人(自身) ニャルラトホテプ星人の最強形態。 おのれが「最強」と感じる姿に変身することによりテンションを上げ、最大限におのれの力を引き出す。 ニャル子の場合は、特撮ヒーローのような黒い鎧を纏った姿となる。 変身中は筋力、耐久、敏捷がそれぞれ1ランク上昇する。 【weapon】 ○名状しがたいバールのようなもの 邪神界隈ではメジャーな鈍器。 ニャル子のものはノーマルタイプで、特殊能力は無い。 ○冒涜的な手榴弾 ほぼ普通の手榴弾。 【人物背景】 クトゥルー神話における、ニャルラトホテプのモデルとなった宇宙人と同種族の一個体。 惑星保護機構のエージェントであり、地球人の少年・八坂真尋を守るため地球を訪れる。 その後も理由をつけて地球に居座り、様々な事件を解決した。 可憐な見た目とは裏腹に、性格は卑劣で好戦的。 また、地球の娯楽文化をこよなく愛するオタクでもある。 【サーヴァントとしての願い】 聖杯戦争を破綻させる。手段は問わない。 【基本戦術、方針、運用法】 アサシンでありながら高いステータスと豊富なスキルを持ち、三騎士とも正面から渡り合える。 ただしそれは、あくまで全力を出した場合のこと。 一般人であるマスターの負担を考えれば、できればアサシンの基本である奇襲で余計な力を使わずに勝ちたい。 幸い不意打ち上等な性格なので、奇襲戦法も喜々としてこなしてくれるだろう。 【マスター】中野梓 【出典】けいおん! 【マスターとしての願い】 元の世界に帰る。 【weapon】 なし 【能力・技能】 アマチュアとしては充分にハイレベルなギター演奏。 【人物背景】 桜ヶ丘高校軽音楽部部員。担当楽器はギター。 入学直後の新歓で聞いた先輩たちの演奏に胸を打たれ、入部を決意する。 真面目な性格であるため当初は部の緩すぎる雰囲気に困惑していたが、徐々に適応していく。 今回は先輩たちの卒業後から参加させられている。 【方針】 生存優先。 候補作投下順 Back 海東大樹&バーサーカー Next 一ノ瀬晴&デストロイヤー
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水と闇の多色のみに存在する、暗殺を生業とする兵士。今まで表に出ることはなかったが、《兵極キラボーン》が接触に成功した。 命名ルールは「暗殺兵~・△▽」または「暗殺統括~・S▽」。△にはアルファベットのA~Gが、▽には0~9の番号が一つ入る。多種族の冠詞は「首取(くびとり)」。進化は今のところなし。 暗殺兵ヘルニードル・D1 水/闇 R コスト 5 1000 アサシン・コマンド ■マナゾーンに置く時、このカードはタップして置く。 ■相手のターンの終わりに、このクリーチャーをタップしてもよい。そうした場合、このクリーチャーよりコストが低いクリーチャーを1体破壊する。その後、このクリーチャーよりコストが高いクリーチャーを1体、持ち主の手札に戻す。 特徴として、除去能力(水と闇なので主に破壊かバウンス)を持つクリーチャーが非常に多い。 そのため、基本的に大型になりやすいと思います。 能力偏重型なのでパワーはかなり低めです。 裏設定 星に害とみなされた者だけを排除する暗殺専門の戦士。 A~Gの七つの部隊に分かれており、お互いをコード名(F2など)で呼び合う。 「S」と呼ばれる十人の統括官がおり、七つの部隊に指令を出している。 歴史に登場した数が非常に少なく、「サウザンド・アーク」の文献ですら伝説だといわれる程である。そもそもどこから現れるのかすら明らかになっていない。 が、兵極キラボーンが解放したパーフェクト・ハートによって明確に存在が確認され、初めて表にその姿を晒すことになる。 作者:セレナーデ 名前 コメント
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ライマー・アサシン ライマー・アサシン R 闇・自然 (5) クリーチャー:グランセクト/不死樹王国 2000 ■自分のターンのはじめに、このクリーチャーが自分の墓地にあれば、自分のシールドゾーンとマナゾーンからカードを1枚ずつ選び、墓地に置いてもよい。そうしたら、このクリーチャーを出す。そのターンの終わりに、このクリーチャーを破壊する。 ■マッハファイター ■スレイヤー ■このクリーチャーが攻撃する時、各プレイヤーは、自身の手札を1枚選び、マナゾーンに置く。 作者:だし巻き卵 フレーバーテキスト 関連 《暗黒鎧 ザロスト》 評価 名前 コメント
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PvPメモトップ +アサシンPvPスキルメモ アサシンPvPスキルメモ +◇アサシンスキル ◇アサシンスキル ◆スピーディカット ◆ピアーシングスター ◆ダーティトリック ◆シャドーハンド ◆ファンオブエッジ ◆トリプルエッジ ◆レイド ◆ローリング 基本回避。 ◆ダッシュ 割愛。 ◆フェイククロッグ ◆ゴアキック ◆スプリント ◆スワイプ ◆サークルゴア ◆リープ ◆スモーク ◆エアリアルイベイジョン 空中復帰。 ◆フィジカルマスタリー HP増加。 ◆マナマスタリー MP増加。 ◆マナリフレーション MP回復。
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ブラッドコード アサシン 入手方法 「巨大風穴」で拾得 コードオーナー リキ 簡易説明 近接戦闘に秀でた攻撃タイプ奇襲攻撃を主体とした錬血が揃う 冥血ストック 基本堅牢 基本回避性能 許容重量 10(30) 70 Step 58 パラメータ 腕力 器用 精神 意志 活力 忍耐 【C+】 【B+】 【D+】 【C+】 【C】 【B+】 血英や砕けた血英の入手方法 名称 入手方法 血英Ⅰ 「砕けた血英A」をイオに修復して貰う 血英Ⅱ 「砕けた血英B・C」をイオに修復して貰う 血英Ⅲ 「砕けた血英D」をイオに修復して貰う※修復には以下の血英が必須「アサシンの血英Ⅰ」「アサシンの血英Ⅱ」「アトラースの血英Ⅰ」「アトラースの血英Ⅱ」 砕けた血英A 拾得「巨大風穴」 砕けた血英B 砕けた血英C 砕けた血英D 習得錬血 パッシブ 名称 説明 系統 練達の牙 受け流し/バックアタックからの特別な吸血により与えられるダメージが増加する 陰 アクティブ 名称 説明 系統 消費冥血 再使用まで 攻撃属性 非物理属性 必要パラメータ スタンジェイル 使用者の周囲一帯に冥血をばら撒き侵入者の自由を奪うスタンの罠を作り出す 陰 6 20秒 貫通 - 意志【C】 麻痺の印 一定時間、装備中の武器に状態異常スタンの力を付与する 陰 4 30秒 - - 器用【C】 オーバードライブ 一定時間、自身と同行者の攻撃力が増加するダメージを受けた時点で効果は解除される 陽 5 10秒 - - 器用【C】忍耐【C】 ジェノサイドリッパー 錬血発動後の一撃のみ、敵の防御力とガード性能を一部無視してダメージを与える 陽 4 5秒 - - 器用【C】忍耐【C】 アサルトランカー 一定時間、スタミナ消費を軽減するダメージを受けた時点で効果は解除される 陽 5 30秒 - - 忍耐【C】 ナイトストーカー 自身の発する音を軽減し敵に気づかれにくくなる 陽 6 5秒 - - 器用【C】忍耐【C】 シャドウアサルト 短距離を高速で突進する移動攻撃片手剣、斧槍、銃剣用攻撃錬血 技 4 6秒 - - なし 錬血の習得・解放・継承 名称 習得条件 習得ヘイズ量 解放ヘイズ量 解放アウェイク数 継承 練達の牙 「アサシンの血英核」の入手 920 460 MJ109×5 〇 スタンジェイル 「アサシンの血英Ⅲ」の入手 麻痺の印 「アサシンの血英核」の入手 オーバードライブ 「アサシンの血英核」の入手 ジェノサイドリッパー 「アサシンの血英Ⅱ」の入手 6400 アサルトランカー 「アサシンの血英Ⅰ」の入手 920 460 MJ109×5 ナイトストーカー 初期習得 - シャドウアサルト 「アサシンの血英核」の入手